新伝統耐震診断システム
(新)伝統耐震診断システムが、稼働し始めています。
伝統耐震診断とは、
建物は常に地震発生時以外に置いても微細な振動を受けて建物自体も振動を起こしています。
正確には交通機関や各種機械などから人為的に受ける振動や、風や波浪などの自然現象に基づき地盤が小さな振動をしているのです。
伝統耐震診断はこの微細な地盤の振動と、それに起因する建物の振動を同時に計測しその振動データを解析処理する事で建物の振動特性値を求め地震の際に建物がどう地震応答での振動をするかを推測し、耐震補強に役立てる方法です。
実際の計測は地震計を建物近くの地盤面と、建物中央部の２階床面に水平直角方向に建物の短辺方向、長辺方向に設置して数分間振動を測定、数回繰り返しデータを収集して解析を行います。
今までのシステムでも勿論正確な測定を可能としていましたが、若干設置に熟練が必要でした。
新システムでは、測定器の設置の簡素化を図り、各所バージョンアップしております。
測定した結果得られるデータは同じですので、現行システムと共に稼働を開始しています。
長い歴史を持つ、伝統的な建物を少しでも多く残していければと考えています。
伝統耐震診断に係わるお問い合わせは、下記、
まで。
