福島市民家園
昭和45年、福島市松川町に所在した鈴木家住宅(赤浦屋―馬宿)が川崎市立日本民家園に解体運搬され、翌年復原されたことが契機となり、民家の保存施設の構想が始まりました。
福島市民家園は、昭和54年から、伝承されてきた生活遺産を大切に保護し活用するための文化財保存施設および教育施設として建設が進められ、昭和57年8月、「福島県あづま総合運動公園」内に開園しました。
敷地約110,000㎡の園内には江戸時代中期から明治時代中期にかけての県北地方の民家を中心に、芝居小屋、宿店、料亭、板倉、会津地方の民家等が移築復原されています。また民家園内には生活・生産用具を展示し環境復原も可能な限り進めています。
さらに、民家園では年中行事の再現や、民具製作の実演などの伝承活動も行っています。